良品計画の再生。
良品計画は2001年に急激に業績悪化。
その年に現会長の松井忠三氏が社長に就任。
翌年には増収増益を達成し、その後見事にV字回復。
挫折の要因は、慢心(おごり)、大企業病、目先対策、ブランド力の弱体化、急速な多店舗化の店舗開発戦略の誤り、組織を動かす「仕組みと風土」をつくらず創業社長からバトンタッチ、外部要因にはユニクロ、100円ショップ、ニトリ、ヤマダ電気などの競合勢力の台頭があった。
改善策としては、文化と感性→科学的、個店経営→チェーンオペレーション、経験主義→見える化・マニュアル化、売価還元法→個別原価法、企画中心→実行、個人→組織とし、①ブランドの進化②販売の進化③業務構造の変革④自前化⑤見える化⑥業務標準化⑦ボトムアップ⑧「決まったことを決まった通りキチンとやる」風土づくり⑨人材の育成に取組んだ。
まとめると、
1.「お客様の心を満足させる商品を売れ」
2.創意工夫は標準化とセットで行う必要がある」
3.19時以降の残業を禁止すれば、能率が上がる」である。
経営革新の要点を見つめ直そう。