「才能と性格」
人生で本当に必要なのが才能か、それとも性格かというのは極めて荒削りな問いかけかもしれない。
しかし、人の生き方を煮詰めていくと最後は、才能か性格かというテーマが待ち構えていることを思う。
せっかく、優れた才能を持っていても性格がひねくているために、不遇なまま一生を送っている人が少なくない。
たいした才能の持ち主でもないのに、温和な性格が皆から愛され、実力以上の評価を得て人生を終える人もいる。
ここで忘れてならないのは、才能の本質にあるのは、心がけであることだ。
才能に恵まれなくても、心がけによって卓越した仕事をやり遂げ、優れた人生の軌跡を遺す生き方もある。
改めて思う、人生で重要なのは才能か、それとも性格か、その答えは各自の生き方で出すしかないのだ。
豊水（すこーれ7月号より）
