戦国時代に手柄を立てた武将が褒美に要求したのは、「八畳一間の八枚の畳の一角に米一粒を置く。
明日は別の角に二粒、明後日はまだ置いてない角に四粒、そして翌日は八粒。
そのようにして、最初の畳に置かれた米の数は、僅か十五粒にしか過ぎません。
その要領で畳八枚分、合計三十二日分置いた米の合計量を自分の褒美として受け入れられました。
殿様に言いつけられた米の番兵は、毎日その通りにしていたのですが…。
ある日血相を変えて、殿様に具申しました。
一粒から始めた米の数を二の倍数づつ八畳の四角すべてに置いて行ったとすれば、三十二日分すべてを合計すると、その二倍から一粒を引いた膨大な量(概算で九十五トン位)になってしまうのです。
事の真相を知った殿様は武将を呼んで、知恵者であることを賞賛し、要求を変えて貰ったとか。
”継続は力なり””小さな第一歩を実行せよ”ということなのでしょう。
人生も同じ、大きな第一歩を踏む必要はありません。
今、自分にできる第一歩を、迷わずに実行することこそ大切ですね。